Birdscape Singapore は野鳥の記録を中心としたサイトですが、
同じフィールドで、鳥とはまったく違う生き物に出会うこともあります。
Colugo(ヒヨケザル) は、その代表的な存在です。
このページでは、
シンガポールで野鳥観察をしている最中に実際に撮影した Colugo について記しています。
■ Colugoとは?
Colugo は、
東南アジアに分布する 樹上性の哺乳類 です。
日本では「ヒヨケザル」と呼ばれることもありますが、
サルの仲間ではありません。
基本情報(参考)
- 分類:哺乳類
- 生活場所:樹上
- 行動:夜行性
- 特徴:滑空用の大きな皮膜を持つ
シンガポールでは、
決して珍しい動物ではありませんが、
気づかずに通り過ぎてしまうことが非常に多い生き物です。
■ 見た目の特徴
Colugo を初めて見たときに感じたのは、
「動物というより、木の一部のようだ」 という印象でした。
見た目の特徴
- 体全体が 樹皮に似た色と模様
- 手足から尾までつながる 大きな皮膜
- じっとしていると輪郭が分かりにくい
- 夜行性らしい大きな目

動かない状態では、
かなり近くにいても気づかない ことがあります。
■ 実際に撮影したときの状況
私が 初めて Colugo を目にしたのは、野鳥観察をしていたときでした。
時間帯は夕方。
近くにいた地元の人が、何かを指さしながら木の方を見て話していました。
その視線の先を後ろから眺めてみましたが、最初は何も見えませんでした。
思い切って声をかけ、何を見ているのか尋ねると、
Colugo がいると教えてくれました。
しかし、それでもすぐには見つけることができませんでした。
しばらく木の幹を注意深く見ているうちに、
どこか不自然なシルエットに気づきました。
最初は、樹皮が少し膨らんでいるだけだと思いましたが、
よく見ると、それが Colugo でした。
特に印象的だったのは、思っていたよりも大きかったことです。
滑空する動物ということから、勝手に小型の生き物を想像していましたが、
実際には体長が 35〜40cmほどあり、かなり大きく感じました。
■ なぜ気づきにくいのか
Colugo が見つけにくい理由は、
いくつかはっきりしています。
- 動かない時間が長い
- 体色が樹皮と非常によく似ている
- 樹上のやや高い位置にいる
- 夜行性で、明るい時間帯はじっとしている
これは、
野鳥観察者が「鳥の動き」に目を向けていると、視界から完全に外れてしまう存在
だと感じました。
■ 野鳥観察者にとっての Colugo の面白さ
Colugo は鳥ではありません。
しかし、野鳥観察をしている人にとって非常に相性の良い生き物です。
理由は明確です。
- 同じ公園・同じ森・同じ時間帯にいる
- 鳥が静かな時間でも観察対象になる
派手な動きはありませんが、
見つけたときの満足感はかなり大きい生き物です
■ 観察・撮影のポイント
Colugo を観察・撮影する際に感じたポイントです。
- 夕方17時前後がもっとも出会いやすい
- 地上から2-5mくらいの木の幹を探してみる
- 双眼鏡よりも 肉眼で違和感を探す
高い確率で出会えるのはBukit TimahにあるHindhede Nature Parkです。
午前中から昼の時間帯でもいます。
*Hindhede Nature ParkはGoogle Map上で2026年2月の時点で臨時休業になっていますが、
Bukit Timah Nature ReserveのVisitor Center側の道が工事中になっているだけで、
駐車場横の道から入ることができます。
■ まとめ|鳥ではないが、同じフィールドの住人
Colugo(ヒヨケザル)は、
- 野鳥観察中に出会える
- しかし、鳥とはまったく違う存在
だと感じました。
Birdscape Singapore では、
今後も 野鳥を中心にしながら、同じフィールドで出会った生き物 を
Birdscape Plus として記録していきます。
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※ 本記事の写真はすべて筆者撮影です。


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